『CRI ADX Automotive』 ー車載向け統合サウンドミドルウェアー

『CRI ADX Automotive』は、メータークラスタ・インフォテインメント・ETC2.0 ・車両接近通報装置(AVAS)などにおける、サウンドの設計から、サウンド調整、組込み作業、出力調整まで、ワンストップでサポートするソリューションです。

■特長

1.『CRI ADX Automotive』を使った組込み開発工数の削減

2.ソフトウェア信号処理によるサウンド品質の保証

3.波形データ再生および独自の波形データ圧縮技術

4.エンベロープ機能を搭載したサウンドジェネレータ

5.複数音源のためのミキシング機能

6.ノイズを抑制するフェード機能

7.重要音声を聞きやすくするダッキング機能

8.DAC+アンプを不要にする『D-Amp Driver』との連携

■『CRI ADX Automotive』の特徴

『CRI ADX Automotive』の音声信号処理はソフトウェアで実装されており、音声ICは不要です。

さまざまな車の状況適応した高度なサウンド再生や、コントロールを行うことができます。

1.『CRI ADX Automotive』を使った組込み開発工数の削減

『CRI ADX Automotive』を導入することにより、サウンド調整作業(オーサリング)と組込み作業が分業でき、組込み開発工数の削減ができます。

2.ソフトウェア信号処理によるサウンド品質の保証

本サウンド技術はソフトウェアにより信号処理を実現しているため、ハードウェアが変更されても、サウンド品質を保証することができます。

3.波形データ再生および独自の波形データ圧縮技術

音声ICを使わずに波形データを再生できます。

独自の圧縮技術により、波形データを1/4~1/10に圧縮できます。

長尺の音声ガイドにも対応可能です。

4.エンベロープ機能を搭載したサウンドジェネレータ

サイン波形や矩形波形などの基本波形を、数バイトのパラメーターだけで再生できます。

5.複数音源のためのミキシング機能

数%程度のCPU負荷(RH850/D1Lの場合)で10音以上を同時に再生できます。

6.ノイズを抑制するフェード機能

サウンドジェネレータ音や波形データの再生時に、音量を滑らかに変化させることができます。

サウンドの再生開始時や中断時に発生する「プチッ」というポップノイズを抑制することができます。

7.重要音声を聞きやすくするダッキング機能

重要度の高い音声が再生されたときに、他の優先度の低い音声の音量を下げ、重要な音声を聞きやすくすることができます。

8.DAC+アンプを不要にする『D-Amp Driver®』との連携

高出力サウンドミドルウェア『D-Amp Driver®』との組合せで、従来の DAC+アンプの構成で課題となっていた様々な問題点を解決することができます。


-回路のデジタル化による部品コストの大幅削減-

出力回路をデジタル化することで、アナログ部品(アンプICやアナログ系専用電源、ローパスフィルタ、DAC等)が不要になるため、部品コストを大幅に削減できます。

-スピーカーを効率良く駆動してサウンド開発を簡素化-

従来の DAC + アンプの構成よりも効率よくスピーカーを駆動できるため、サウンドデータ単体のデジタル音量を低く設定できます。そのため、複数のサウンドが加算された時の音量飽和を考慮する必要がなくなり、サウンドデータ作成から再生制御までの工程が簡素化できます。

9.対応デバイスメーカ・スペック

各種車載マイコン提供メーカ製品で対応していおります。ADASやデジタルコックピット向けやETC2.0等の警報音・アラーム・音声を使用しての音を重ね合わせする用途に最適です。